ロードバイクで平地を高速で巡航していこうと考えた場合に重要なのが以下に少ない力を最大限の推進力に変えていくかということになります。

その際にキーポイントになるのがペダリング効率を高めていくことになり、そのためのコツを理解した上で練習に取り組むことでその後の伸びしろや実力への反映に大きく関係していきます。

そこで今回は平地を進むためのペダリングについて紹介していきたいと思います。


1.ペダリングで使用する筋肉

平地を速く長時間進むためには持久力に長けた筋肉を中心にペダリングしていくことが必要になり、その役割を担うのがハムストリングになります。

また、ハムストリングの力を最大限発揮するには強力な体幹も必要になってきますので、それらを鍛えてくための練習が上達の鍵となっていきます。

さらに体幹に加えて背筋の上手な使い方や腰のうねりも走りに加えていくことで大きな力を効率的に生み出すことが可能となります。


1.平地での理想のフォーム

この上記のペダリングで有名な選手が昨年惜しまれながも引退されたファビアンカンチェラーラ選手が非常に有名です。

特にタイムトライアルでのカンチェラーラ選手は腰から背中の発達した筋肉がペダリングとともにうねりを見せていますので1度確認してみると非常に大きな発見が出来ます。

また、近年の有力選手ですと昨年のツールドフランス覇者のフルーム選手のタイムトライアルでの走りも非常に背中や腰の筋肉にうねりが見られていて、下半身以外に全身の力を有効に利用していることがわかります。


2.ペダリングの基本

次にペダリングの細部に関してですが、ペダルに力を加えようと考えた場合に最も力が伝えられるのは時計で表現すると1時から3時と呼ばれています。

そのタイミングでペダルに力を加える練習を行い、パワーロスを少なくしていくとペダリングの上達にも繋がっていきますし、長距離を速いスピードで走る際にも非常に効果が上がっていきます。

また、ペダルに力を伝える際も足裏の中で最も力を伝達する事に優れた箇所を利用することが必要になりますので、拇指球でペダルを踏んでいく意識をして日々の練習で力を伝えることを上達させていくことが大切です。


1.状況によりペダリングを使い分ける

このような基本を抑えた上でロードバイクで平地を走る際は複数のペダリングを使い分けていくことが必要になります。

まず、巡航速度に乗せるための加速のペダリングは大腿四頭筋を意識した上で体幹に意識を持って行き、足ではなくて体幹でペダルを押し込むようなイメージが重要になります。

次に巡航に入りましたら、ペダルは回していくイメージでハムストリングに意識をした上で体幹や背筋などを利用していきます。

このようにロードバイクで平地を高速巡航していく場合は様々なペダリングをそれぞれの特徴と状況を判断した上で使い分けていくことが大切になります。