ロードバイクに乗っていて、サングラスはとても重要なアイテムです。そこでサングラスの機能や選び方を紹介したいと思います。
1.ロードバイク乗りにとってなぜ必要なの?
紫外線対策
紫外線は眼にとって有害な光線であり、長く紫外線を浴びると白内障を引き起こす要因になることがあります。また、目の周りの肌も同様に、紫外線は肌を焼き、皮膚ガンを誘発する恐れもあります。
特に夏場は紫外線量が最も多く、裸眼の状態では、眼が常に危険にさらされていることになります。屋外で長時間直射日光にさらされるライダーの目はサングラスを使用したUV対策が不可欠です。
防塵や防風対策
裸眼の状態で風にさらされる目は非常に乾燥し、目を開けていることすら困難になる場合があります。また前方から飛んでくる虫や砂、ホコリ、小雨が目に入ることが運転にも目にも大きな障害になります。このような、眼への直接的なダメージを与える外的原因から目保護するために装用します。
反射やギラツキを抑え集中力UP
直射日光や路面のギラツキは眩しく気になるもの。結果、運転中の集中力・快適性までも損なうことがあります。サングラスを使用し快適な視界を手に入れる事はライダーのパフォーマンスを向上させます。
転倒などの事故の時に眼や顔の保護
高速走行時は想定もしないことが起こりえます。仮に転倒した場合、顔や目を傷つけてしまうことがあります。
また通常のメガネ、レンズを装着していると破損の恐れがあり、それによりさらに大きなケガを誘発することもあり非常に危険を伴います。衝撃性に強いサングラスを使用することで、不測の事態の直接的な衝撃を和らげ、目や顔を守ることに繋がります。
路面状況の把握
ロードバイクで安全で快適な走行に路面状況の把握は欠かせません。しかし、様々な気象条件等で路面状況は変化します。状況に応じたサングラスを使用すると、裸眼で見るよりもより正確な路面状況の把握ができ、快適なパフォーマンスの向上に役立ちます。
サングラスを選ぶときのポイント
紫外線から目を守る
UV対策がしっかりされているレンズを選択する。
強度の高い、耐衝撃性のレンズ
レンズの素材を確認する。主にポリカーボネイト系の素材が強度や衝撃に強い。その他柔軟性が加わっているNXTと言う独自素材もあります。
目と顔を保護し、広い視野を確保する
独自のレンズ設計で通常のレンズよりも広い視野が確保できるプリズムオフセットレンズなどレンズ設計を参考にする。
ヘルメット・顔とのマッチング
フィッティングをチェック。フィットしたアイウエアを選ぶには、姿勢と顔の向きを考慮する必要があります。
ロードバイクのライディングは上半身の前傾姿勢が深く、顔はやや下向き。そのため一般的なアイウエアと異なり、ロードバイクに乗ったことを想定した前傾姿勢でフィッティングを行う必要があります。
また常に前方から風を受けるため、ある程度の防風性も必要。ただし気密性が高いと汗で曇りやすいので、防風性と同時に通気性も確保されているデザインのレンズを選びましょう。
レンズの種類
偏光レンズ(反射を抑えてクリアな視界を提供)
レンズ素材に偏光フィルムをサンドイッチさせた三重構造のレンズ。その偏光フィルムが直射日光はもちろんですが、路面の照り返しなど見る対象物以外からの乱反射を抑えます。
眼が疲れにくくなるほか、コントラストが高くなり特にアスファルト上では路面をはっきりと見ることができます。
調光レンズ
主に紫外線に反応してレンズ濃度が変化するもの。ロングツーリングで天候や時間によって光の光量(紫外線量)は変化します。
そんな様々な光の条件に応じて使い分けられるのが調光レンズ。但し、瞬時に色が変化することはないのでご注意ください。