ロードバイク業界は男性がメインの業界であり、女性用のフレームが圧倒的に少ないです。カップルや女性がこれからロードバイクを始めたいと思っても探すのがとても大変です。

今回は女性用のフレームの選び方を紹介します。


1.ロードバイク女子の常識、初心者のためのバイク選び①

まず最初に、ロードバイクを購入する時の注意をいくつかお教えしましょう。ロードバイクは、これまで皆さんが慣れ親しんできたファミリーサイクルとはかなり違います。

買う前に覚えておくとバイク選びに役立ちます。それでは初歩の初歩からいきましょう。

ロードバイクは、自分に合ったサイズを選ぶ時、何インチとかタイヤのサイズでは選びません。ロードバイクはフレームのサイズで適応車を選びます。

それはなぜか、ロードバイクは速く走るために空力抵抗に優れた前傾姿勢をとります。その時、フレームが体に合っていないと正しいポジションと姿勢がとれず、効率の良いペダリングができないないからです。

では、自分に合ったサイズのフレームはどうやって選ぶのでしょう。その目安となるのは、各メーカーがカタログなどの仕様表に記載しているフレームサイズ別の適応身長です。

ただし、メーカーが目安として出している適応身長だけを基準に選んではいけません。なぜなら、股下や手の長さなど人によってみんな違うので、適応身長が合っているからといってそのフレームは適正なサイズとは限らないからです。

購入する前には、お店に行って実際にいろいろな自転車に乗って確認してみることが大切です。また、お店によってはフィッティングシステムを導入しているところがあります。

多少お金はかかりますが、できれば初心者の方はフィッティングシステムでしっかり計測して適合車種をリストアップしてもらうことをおすすめします。そうすれば、自分にぴったりと合ったフレームで、ポジションなども正しく設定してもらうことことができます。


2.ロードバイク女子の常識、初心者のためのバイク選び②

フレームの他、女子の場合は自分に合ったバイクを選ぶ時、タイヤサイズも検討してみると良いでしょう。特に身長が低い方や体力的に自信がない方は、ペダリングの負担を減らすために一回り小さいタイヤを選ぶことをおすすめします。

通常ロードバイクのタイヤは男女とも700Cと呼ばれる外径が約700㎜のタイヤを使用することが殆んどです。女性用モデルも基本的にこのサイズですが、メーカーによってはこれより一回り小さめの650Cのタイヤを採用しているモデルがあります。

タイヤ径が小さい分、小柄な人にも対応したフレームがあり、外国の女性に比べ背の低い日本の女性などにはおすすめです。

また、タイヤ径が小さいと体力的に自信のない方にもなぜおすすめかというと、小さなタイヤはペダリングの際に足かかる負担が小さくてすむからです。なぜなら、大きなタイヤは小さなタイヤに比べ、同じ回転数なら速く遠くまで進めますが、その分大きなエネルギーを必要とし足にかかる負担が大きくなるためです。

タイヤ径が小さくなると一回の回転で進める距離は短くなりますが、その分小さな力でタイヤを回すことができ足にかかる負担は軽減しペダリングは軽くなります。さらにタイヤが小さければ、その分重量も軽くなるのでよりいっそう負担が減ることになります。

ですから、これまであまりスポーツ経験のない方などはフレームだけでなく、タイヤのサイズも併せて考えてみるのが良いかも知れません。