ママチャリは乗ったことあるけど、ロードバイクやスポーツバイクに乗るのは初めてという人は多いと思います。もちろん今までペダリングなんて練習したこともありませんよね。

よくペダルを漕ぐと言いますが、ロードバイクにおいては「ペダルを回す」と言います。

とりあえずペダルを踏みつけるだけのペダリングをしていては、あまりスピードも出ないしすぐ疲れちゃいます。ロードバイクの高価な機材を投入してある程度は速くなります。

それより自分の体の使い方やペダリングの練習をした方が安上がりだし、あとあとの経験になるとは思いませんか。ロードバイクにおける体力は、走行距離に依存してしまうので、すぐに向上させるのは難しいです。

初心者の方は、自分の力を効率良く推進力に変換する技術をみにつけていないので、経験者と同じスピードで走っていても自然と体力を奪われていきます。

そこでペダリングの練習をして上達してくれば、今までと同じギアで走っていても楽に、そして速いスピードで走れているはずです。それでは、具体的にどうすればいいか見ていきましょう。


1.無駄な力を抜く

ロードバイクは人力で動かす乗り物で、基本的にペダルを踏んで回転運動へと変換しているわけです。上達していない人のペダリングは3時方向から6時方向で踏んでいます。

しかしこの踏み方は非効率なんです。ペダルが一番上(上死点)や下(下死点)にあるときにいくら踏んでも回らないので推進力に変換されず1mmも進みません。

効率のいい踏み方は、3時〜4時の間で踏みます。上死点や下死点でいかに力を抜くかがキモになります。

ペダリングのイメージとしては、両足交互にちょんちょんと一瞬だけ踏むような感覚です。

踏むというよりも、脚の重さを利用してペダルを動かします。この感覚をつかむまで時間がかかるとは思いますが、しっかり練習してください。


2.引き足は意識しない

ロードバイクにはビンディングペダルというものがついており、ママチャリとは違ってペダルを意識的に上へ引くこともできます。

ただし人間の構造上、脚を上へ引く動作はスムーズに行えません。ペダルを3時〜4時で踏んだ動作で、惰性で回します。

こうやって上死点と下死点をスムーズにクリアすると綺麗な円運動になります。


3.片脚ペダリング

これは片脚だけクリートにつけてペダリングする練習方法です。通常は両足でペダリングしますが、片脚だけになるとカックンカックンとするはずです。

スムーズな円運動をイメージしながら片脚ずつ練習してください。これができるようになると、両足で普通に回したら今までよりかなり楽になるはずです。