ロードバイクに乗り始めて一定期間のトレーニングを行うと行動範囲が広くなり、様々な場所に出かけたり、レースに参加するようになる場合があります。
特に日本国内ですと山の多い地理の特徴も重なり、様々な地域でヒルクライムが行われていて多くの方が坂を登りきった達成感や素晴らしい景色を楽しんでいます。
そこで、今回はヒルクライムの際に意識していきたいペダリングについて紹介していきます。
1.ヒルクライムはなぜ人気なのか
国内では全国各地でヒルクライムレースや峠に挑戦するロードバイク乗りの人が多くいます。
その理由としては、まず峠でのタイム計測は自身の実力を把握する上でとても参考になりやすく、空気抵抗や風の強さなど走行に対する不確定要素が少ないのが登坂での特徴となっています。
また、登坂は平坦に対して速度も落ちるので無理をしなければ安全面から考えた場合にも、取り組むことが比較的容易であると言えます。
1.実力差がはっきりするヒルクライム
ヒルクライムは乗り手の実力が素直に現れてしまうコースでもありますので、楽しく坂に挑むのならば練習は必要になります。
ペダリングなどの基本的なスキルを上達させることは非常に重要になります。
2.ヒルクライムのコツ
ヒルクライムを行う際に注意していきたのがペース配分と使用する筋肉の分散や持久力に長けたペダリングの3点は意識していく必要があります。
まず、ペース配分については序盤に飛ばし過ぎてしまうと後半に失速してしまい、ヒルクライムそのものが苦行となってしまうので徐々にペースを上げていってから山頂に向かってペースアップしていくようなイメージが必要になります。
次に使用する筋肉の分散についてですが、ヒルクライムはどうしても身体に負担がかかる走りを求められますので、同じ筋肉ばかりを使用するとたちまち走れなくなってしまいます。
基本的にはハムストリングを中心にペダルを回していき、ケイデンスを一定に保つことを目標にしていきます。
1.ヒルクライムとダンシング
ペダルを回し続けていると疲弊していきますが、大切なのは疲労を感じる前に休むダンシングを織り交ぜるなどして、体力の回復も行いながら頂上を目指していくことが大切です。
休むダンシングの際に重要なのは自転車の上で歩くようなイメージとなり、重心を前方に移動させてから体重を載せたペダリングを行います。
また、登坂時のペダリングとしては踏み込むペダリングにならないように注意をして、あくまでも回していくイメージを持っていくことが重要です。
姿勢については体を起こしていた方が肺が広がり、より多くの酸素を取り込むことができますので意識していくことが大切です。
このようにヒルクライムでのポイントを意識して走ることで登坂に対するスキルは確実に上達していきます。
また、スキルの上達には反復練習が必要になりますので、ヒルクライムを楽しむことはとても重要になります。