ロードバイクに限らず、ヒルクライムを継続するには、多くの酸素を取り込む必要があります。いくらエネルギーが足りていても、酸欠では筋肉が本来持っているはずのパフォーマンスを十分に発揮させることはできません。

そこで今日は、長年かけて体得した酸素を多く取り込むのに効果的な呼吸法を公開します。この呼吸法はヒルクライムだけに有効ではありません。

もちろん平地でも日常生活でも効果的です。

簡単に言うと「空気をすばやく吸ってゆっくり吐く」と言うものです。ヒルクライムをやっている方はわかると思いますが、辛くなると体全体に力も入り呼吸も忘れてしまうほど頑張って踏んでしまいます。

フォームや筋トレ、ダイエットなどもヒルクライムは有効ですが、筋肉を動かすための酸素を多く取り入れるトレーニングも非常に重要です。


ヒルクライムにおける呼吸法

ヒルクライムを上達するには、いくつかのポイントがあります。ペダリングやダンシングなどのスキル系と呼吸方法について教えます。


筋肉の使い方

まず頂上までずっとシッティングで登る人が多いですね。それだと頂上までずっと同じ筋肉を使っていることになり、筋肉と心肺疲労のダブルパンチです。

ダンシングとシッティングを織り交ぜながら走ることがヒルクライムの上達するコツになります。ダンシングとシッティングを織り交ぜることは、シッティングと違う筋肉を変えるのでストレッチ効果もあります。

ずっとシッティングだと、腰がサドルの上で同じ位置になるので凝り固まってきます。あと背中も丸めずに、辛くなっても前を向いて背筋をのばすようにしてください。

背中を丸めると、腹部を圧迫するので呼吸が苦しくなります。また頑張ったりするとハンドルを握る手にも力が入りますが、卵を持つような感じでハンドルは握りましょう。


呼吸法

人間は力をいれる動作は呼吸を止めるようにできていますから。次に一番大事な呼吸法についてです。

呼吸は吸うことよりも、吐くほうを意識するのがポイントになります。辛くなると、吸うことは勝手にできますが、吐くことは浅くなってしまいがちです。

胸を張って肺を広げるイメージでやるといいでしょう。上半身をリラックスさせてダンシングを織り交ぜながら、しっかりとした呼吸法をみにつければ以前より楽にロードバイクを進ませることができるでしょう。

息を吸って、ゆっくり吐くことをやってみると、初めは結構苦しいと思います。そこで諦めずに続けると呼吸筋が鍛えられて、効果を実感するでしょう。

ロードバイクは軽いし効率がいいので、ついつい頑張りすぎて踏んでしまいがちです。平地も同じですがヒルクライムは特に、「いかに楽に走るか」が重要です。