ロードバイクの上達を場合にはトレーニング内容を数値で管理することで、練習効率を高めることができます。
そこで、今回は近年普及が進んでいるパワーメーターを使用した練習について紹介していきます。
1.パワーメーターの進化と普及
以前ですとパワーメーターは非常に効果でプロの選手や一部の方のみが手にできるようなトレーニング機材でした。
しかし、近年は技術の進歩により様々なメーカーから色々なタイプが発売されるようになり、ニーズに合わせたパワーメーターの選択肢が豊富になってきました。
1.パワーメーターのメリット
特にパワーメーターのメリットとしては心拍計や速度などの目安に比較すると風や体調などのその他の要因を受けにくく、純粋な脚力を客観的に知ることができるということが大きなメリットであります。
この点を利用することで正確な数値に基づくトレーニング指標を知ることができるので練習効率を最大限に引き出すことが出来るのでロードバイクの上達に非常に効果的あるということが言えます。
2.パワーメーターとftp
パワーメーターを利用した場合に非常に大切な指標となるのがftpと呼ばれる数値になります。
これは出力できる力は持続時間によって大きく変動してしまうために1時間最大限に発揮できる力をftpと呼んでいて、実力の明確な基準として幅広く理解されています。
このftpの計測方法としては幾つかの方法がありますが最もポピュラーな方法を紹介しますと20分全力走があげられます。
この測定方法としてはまずは、10分ほどウォーミングアップとして軽く流して全身の血流を良くして運動を出来る状態に体を順応させていきます。
次にftpとしての精度を高めるために5分全力走を行い体に負荷をかけていき、その後は10分ほど軽い負荷で休憩走を挟みます。
そして、全力の20分走を行っていきますが、本当にしんどいですので前半で力尽きなように発揮する力が限度を超えないようにある程度セーブしながら全力で行っていきます。
その後、20分走が無事に終了しましたらクールダウンを行ってftpの測定終了となります。
1.パワートレーニングについて
ftpの計測が終了しましたら、その数値を元に運動強度を7段階に分けていき、自身が練習により上達させていきたいゾーンを調べてから、目標とされる強度でのトレーニングを重ねていくことが上達に繋がっていきます。
この中でロードバイクの上達を意識した場合、重点的に取り組んでいきたいのがレベル4に当たるlt領域となります。
この領域は、ロードバイクで速く長時間を走れる目安の限界となり、短時間の場合は比較的余裕のある領域となります。
しかし、1時間などの長期的な出力となると限界の領域となりますのでこの付近を練習により上達させていくと基礎能力の向上が見込めますのでレースに参加したり、集団走行する際にもちぎれてしまうことが減っていくことにつながりますので非常に重要になります。