ロードバイクの市民レーサーを対象にした場合に、国内では周回コースを使用した耐久レースと短距離レースの2種類のレースが非常に多く開催されていて人気があります。

そこで今回は耐久レースに対応するために必要なトレーニングについて取り上げていきますので、是非練習に取り入れて効率的な上達に活かしてもらえればと思います。


1,一般向けの各種レースの特徴について

1つ目はクリテリウムといって周回コースをハイスピードで駆け抜けるといったレースで、短時間高強度になる事が特徴でカテゴリーも細かく分かれていて自身のレベルと近い人とレースを楽しむ事が可能です。

2つ目は耐久レースでクリテリウムと同様でロードバイクで周回コースを使用して、こちらは制限時間内にどれだけ周回出来るかを競うレースで、長時間の我慢比べの中に様々な駆け引きが行われることもありますので、それらに対応するためのトレーニングが重要になります。

練習によりあらゆる状況に対応出来るだけの脚力がついてくると、様々なレース展開を体験できてロードレーサーとして非常に効率よく上達する事が可能です。


1.耐久レースの特徴と対策について

耐久レースの特徴としては長時間の高速走行に耐えなくてはならない事があげられます。

クリテリウムと違うところはチーム戦が非常に盛んですので、気の合う仲間とチームを組んで上位入賞を目指して努力をしたり、仲間と楽しくレースに取り組めることが大きな特徴です。

そこで耐久レースを賢く走るための鍵となるのが、どのトレインに乗っていくかが結果を大きく左右します。

この耐久レースはクリテリウムと違って細かいカテゴリー分けがされていないことが多いので、
格上の選手とも一緒に走ることになります。

そのため、それらの選手のトレインに乗ろうとしてしまうと非常に早い段階で体力の限界を迎えてしまうことになります。

すると、体力的に限界は超えないが気持ちよく快走できる適度な速度のトレインを見つける事が重要になります。

そのためには日頃の練習や過去の経験から速度や心拍数やケイデンスなどあらゆる情報を参考として、自身の限界を知ることは非常に重要です。

感覚的に走る有力選手も多いですが経験が浅いうちはオーバーペースを避けるためにも数値などの具体的な指標を知ると良いです。


2.耐久レースのトレーニングについて 基礎編

では、まず耐久レースは脚力勝負となる傾向が非常に高いので、基礎脚力向上に向けたトレーニングが重要になります。

まずは心拍数を基準とした場合にLT付近を目標として、地形によって4分から20分ほどを休憩を挟みつつ複数本走ります。

その際に重要なのが例えば3本行った場合に3本とも同様の力を発揮できるようにペース配分を行うことです。

もし、均等に力を分散できない場合はスタミナと脚力のどちらが不足しているかを分析することで、今後のトレーニング内容も変わっていきます。

また、耐久レース中に集団を少なくするためにアタックが仕掛けられることもありますので、その際にしっかりと対応できるようにインターバルトレーニングを取り組む事も重要になります。


1.コースレイアウトを知ろう

次に基本的なトレーニングに加えて、追加する必要があるのがどういったコースなのかを調べて、可能ならば試走することもおすすめです。

耐久レースにのぞむ前に自身の長所と短所をコースに照らし合わせてレースをシュミレーションすることで力配分やロードバイクの乗り方についても作戦を考えることができます。

このように、基本的な基礎体力の向上とコースレイアウトへの準備を進めていくことで、より良い成績をつかむ可能性が向上していきます。

何よりもロードレーサーとして上達していくことが出来ます。