ロードバイク初心者が長距離を走ろうとした場合に幾つかのポイントに留意して走る必要がありますので今回はその点について紹介していきます。


1.長距離を走る際の注意点

ロードバイク初心者が長距離を走る際に気をつけたいのがペース配分やケイデンスとなります。

これらを適切に配慮して走らなければ早い段階で足の疲労が大きく蓄積してしまい足が動かなくなってしまいます。

まず、ペース配分に関しては初心者にとって最初の壁となる速度がおよそ28キロと言われていますので、この速度を大きく超えないようにペース配分して走ることが大切になります。

また、ケイデンスも非常に重要で85回転を目安として、この数値で楽に走れるギアの重さに変速して走ることがロードバイク初心者が長距離を走行する上では非常に重要になってきます。

この数値よりも低いケイデンスになってしまうと多くの場合で踏むペダリングになっていることが多いです。

では、なぜ踏むペダリングが長距離を走る際に不向きかと言いますと使用する筋肉の特徴の違いから理解することができます。


1.太ももの表と裏側の筋肉の違い

まず、太ももの筋肉の前側は、大腿四頭筋に代表されるように大きな力を発揮することに優れています。

これは持久力に乏しいといった特徴があり、踏むペダリングではこちらの筋肉を中心に使っていることが多いです。

逆にケイデンスを高く維持している場合は主に太ももの裏側であるハムストリングを中心に使用しているために持久力に優れているという特徴があります。

また、ロードバイクの初心者が長距離を乗る際は足の筋肉に頼りすぎないように、体幹やお尻の筋肉など全身の力をうまく使って走れるように練習して、ぺダリング技術を上達させていくことが、長距離を走る際には非常に重要になってきます。


2.適切な栄養補給が大事

次にロードバイクに長時間乗る際に注意したいのがハンガーノックと呼ばれる状態で体内のエネルギーを全て使い切ってしまう、いわば人間のガス欠状態です。

これは消費カロリーに対して適切な栄養補給を行うことで防ぐことができますので、初心者の方は特にこまめに休憩を挟むようにして確実な栄養補給を行うことが長距離をは走る際には重要になります。

また、ロードバイクで長距離を走ると大量の汗もかきますので、喉が乾く前に適切な水分補給が必要になります。


1.適切な栄養補給で足つり防止

水分が失われるのと同時に体内の塩分やミネラルも失われていきますので、それらを適切に補充していくことは足つりの予防にもなります。

初心者の方が長距離を走る際はこれらの補充も忘れないようにすることが大切です。

このようにロードバイク初心者が長距離を走る際には適切な栄養補給と走り方を工夫することで不可能と思っていた距離を走ることが可能となり、ロードバイクの練習もより幅が広くなりますのでさらなる上達が可能となります。