念願のロードバイクを手に入れて、練習のおかげでそこそこ走れるようになってきたあなた。

せっかくだからレースに出てみようか?でもレースといってもたくさんあるし、それにまだ初心者だしどんなレースに出れば…?そんなあなたに初心者向けレースをご紹介します。


1.自転車レースあれこれ

最近増加傾向にある自転車のレースですが、ツール・ド・フランスのようなタイムを競う本気のレースから、ママチャリや家族で参加できるイベント主体のレースまでさまざま。

また一人(ソロ)で走るもの、チームを組んでリレー形式で走るものなど形態もいろいろ。

今はインターネットでレースの検索ができますので、どんなレースがあるのか調べてみましょう。

または自転車専門雑誌や、自転車屋さんに置いてあるチラシなどでも情報収集ができます。


2.レースの種類

大きく分けて、文字通りロードを走るロードレース、競輪場などのトラックを走るトラックレース、山の中を走るMTB、オフロードのBMX、障害物競走のようなシクロクロス、サイクルサッカーやフィギュアのような室内競技などがあります。


3.ロードバイク向きのレース

この中でロードバイクで参加となると、ロードレースやトラックレースが主なものになりますが、トラックレースは競輪場などを使って行われる事が多く初心者でも参加可能ですが、いきなりの参加は難しく、規定もいろいろありますので、競輪場所属の愛好会などに入会し独自のルールや走行法を覚える必要がありますので、少し敷居が高いと言っていいでしょう。

ロードレースには、プロさながらの1分1秒を争うタイムトライアルなレース、タイムも競うけど長い距離を楽しむのが主体のロングライド、耐久レースとも言われ、制限時間内にどれだけ距離を走ることができるかを競うエンデューロやクリテリウム、峠や山道の上りをひたすら走るヒルクライムなどがあります。

もしくは、タイムは競わずイベント色の濃いファンライドというカテゴリーもあります。


4.初心者にオススメは…

気軽にエントリーして参加するならロードレースかファンライドがオススメ。

ロードレースは、レベルも距離もさまざまで自分にあったレースが探せると思いますが、レース数が多くバラエティに富んでいる、ロングライドやヒルクライムが初心者にはオススメ。

ロングライドは「ホノルルセンチュリーライド」に代表されるような、100km超の距離を長時間かけて走破するレース。

途中チェックポイントを通過しながらゴールを目指しますが、観光名所や景色のいいところがコース上にあり、それらを楽しみながら参加できます。

ヒルクライムは、Mt.富士ヒルクライムなど、山道を登っていくレース。

ひたすら登っていくので辛いですが、景色の素晴らしさは言うまでもなく、登り切ってゴールした後の達成感は格別です

どちらも制限時間がゆるいレースも多く、関連イベントも開催されるので、初めてでもイベントのように楽しんで参加できる事が多いです。


5.レースに出よう〜それには練習も大事

気になるレースがあればさっそくエントリーしてみましょう。

でも参加するからには、ある程度練習してから参加したいですよね?

ロングライドもヒルクライムも長時間になりますので、まずは持久力を高めるために長距離を走り切る練習が必要。

あまり深く考えずに、まずは休日などに100kmを目安に小旅行気分でツーリングを練習メニューにしてみましょう。

100kmにもなると途中峠通過などありますので、上りの練習にもなりますし、どれぐらいの時間で走行できるかの目安にもなります。

もしそれで物足りないなら、山道で500mの坂道ダッシュ→インターバル(ゆっくり下る)×10本を行ってみたり、補強運動として筋トレを練習メニューに加えるといいと思います。

いずれにせよロングの練習は効果的ですので、楽しみながら積極的に取り入れてみてください。