ロードバイクに乗り始めると行動範囲が大きく広がり、その世界観に魅了された方も多いのはないでしょうか。
また、乗れる距離が伸びてくると多くの人々は自然と峠を目指す方が多くなる傾向があります。
そこで今回は、ロードバイク初心者の方が峠を安全に走行するための留意点と走行上の工夫や練習について紹介していきます。
1.ロードバイク初心者が安全に峠を楽しむための準備
安全面ではロードバイクで峠にチャレンジした場合に特に気をつける必要があるのが速度が伸びてしまう下り道となります。
そのために、万が一の落車や事故に備えて本格的に練習する人から週末ライダーまで自転車保険の加入は考慮していた方が安心して峠に望むことができます。
また、ヘルメットや手袋の着用は不測の事態に必ず大きな怪我を防ぐ意味では有効になりますので必ず着用することをお勧めします。
1.峠の登りに対応するために
ロードバイクで峠の登りを攻略していく上で大切なのが自身の能力を知ることです。
これは初心者の方は特に登りの場合はオーバーペースで登ってしまうと後半に失速してしまう可能性が大きくなってしまうので、徐々に上げていくようなペース配分が理想とされています。
次にケイデンスについては80から90回転は維持できるようなギアに調整して足と心肺への負荷をバランスよく分配していくことがロードバイク初心者が峠を攻略していくためには必要になります。
また、使用する足の筋肉は太ももの表側をなるべく使わないように意識して、持久力に長けたハムストリングをしっかりと使えるようなペダリングを練習していくことが峠の走りを上達させていく上で大切になります。
下りに関しては安全運転を心がけて、カーブの前ではしっかりと減速してカーブ内でブレーキを極力使用しないような操作が必要になります。
また、カーブの際は重心を低くすることで安定したコーナリングにつながりますのでその点も意識していくとコーナリングの上達にも繋がっていきます。
2.
峠の登坂速度を高めていくためには大きく分けて体重を減量して軽くすることとパワーを上げていくことの2つの道があります。
まず、減量に関しては1日の摂取カロリーを計算した上で上限を定めてカロリーの過剰摂取を抑えることが重要になります。
また、有酸素運動も積極的に取り入れて脂肪の燃焼を促していくことと筋肉量を増やす練習を行うと筋肉量が増加することで基礎代謝が上がりますので減量には効果的になります。
1.平坦で登坂能力を鍛える方法
お住いの地域に峠がない場合は平坦で登坂能力を鍛えることになりますので、その場合の練習内容にもついても紹介していきます。
この場合、筋肉量の増加と巡航速度の向上が登坂に対する上達に対するポイントになりますので、その点を上達できる練習内容を取り組む必要があります。
具体的にはコースの起伏によりますが、およそ5分から20分以内で重いギアを選択してケイデンスを70前後にして走ることをインターバルを含みながら合計3セット行うことにより、筋力や巡航速度の向上を目的とした練習になります。
このように、ロードバイク初心者の方が峠に望む場合は安全面への配慮を最優先した上で、登坂や下りのスキルが上達できるように練習していくことが峠でのスキルアップには重要になります。