ロードバイクは、ママチャリよりスピードが速く、フレームやブレーキなど剛性が高くなっています。そのため受ける力も強いため、日頃のメンテナンスがとても重要になります。

初心者ほどメンテナンスや整備を怠りがちなので、ロードバイクで走った後にも簡単にできるメンテナンスを紹介します。

まずはすぐ走りに行きたい気持ちを抑えて、軽くメンテナンスをします。メンテナンスとはいっても、常日頃メンテナンスをやってはいると思うので最終確認の意味です。


走行前のメンテナンス

「タイヤ」「ブレーキ」「ゆるみチェック」の3点だけみます。

ハンドルを持ちフロントタイヤを上げて、手で回しフロントタイヤに異物が刺さっていないか、タイヤの異常はないかをチェックします。

同様にサドルを持ってリヤタイヤを上げ、こちらも回してリアタイヤのチェックをします。

同時にホイールに振れがないかもチェックします。リムのブレーキ面を見ておくのもいいことです。


ブレーキのチェック

次にフロントとリアのブレーキのチェックをします。初心者ほどブレーキをおろそかにするので注意しましょう。

40kmから0kmまで止める機械ですので、メンテナンスは必須です。ブレーキシューの遊びや異常は目視点検で、ブレーキの緩みを手で触ってチェックします。

初心者の場合、どれが異常かはわかりかねますが手でブレーキ自体を動かしてみて、ユルユルじゃなければOKです。

ブレーキレバーを前後握ってロードバイクを前後にふります。ガタがある場合は要チェックで特にフロントは重要です。

コラムやフォークにガタがある場合は、走りに行けません。速やかにショップにみてもらいましょう。


最終チェック

最後に全体の緩みチェックをします。バイクのハンドルを持ち、地面より20cmほどフロントタイヤを浮かせて、落とします。

同様にサドルを持ち、リアタイヤを20cmほど浮かせ、落とします。落ちた振動で変なビビリや音があれば、どこか緩んでいますのでチェックをしましょう。

タイヤの空気圧をチェックして走りにいきましょう。


走行後のメンテナンス

走り終えて帰ってきたら、室内へしまう前に軽くメンテナンスをしましょう。ロードバイクをウェスで拭きましょう。

フレームやサドル、ハンドル周り、そしてディレイラーまわりなど一回の走行でかなり汚れるものです。中性洗剤を使ってもいいですし、カラぶきでもOKです。

ロードバイクを拭くウェスとは別に、油系のウェスでチェーンを拭きましょう。チェーンはかなりホコリを拾います。

ロードバイクに使われているパーツ中、一番過酷に使われ、なおかつもろく弱い素材です。走り終わったあとはウェスで汚れや落とし、異物など刺さっていないかをチェックします。

走行中にフロントタイヤがパンクすると大変な事故になります。


雨天後のメンテナンス

運悪く、雨にあってしまった場合、上記の拭き取りはもちろん、各部の注油は大切です。特にチェーンは油が切れるとすぐに錆びます。

見逃しがちですが、長時間雨中走行をすると、ロードバイク各部に水が侵入をします。例えばホイールやフレーム内は侵入しやすい所です。

シートポストやタイヤを外して、フレームから水を抜きましょう。乾燥させたら、各箇所に注油です。

簡単メンテの基本は「タイヤ」「ブレーキ」「ゆるみチェック」が中心になります。いつもバイクをきれいにしておくと、トラブルが非常に少なくなりますよ。