ロードバイクで行く「日帰りツーリング」や「ロングライド」。長い時間・長い距離を走るなら、普段のチョイ乗りとは違う携行品が必要です。

ということで今回は『ロードバイクの日帰りツーリングの携行品・装備・必要なもの』をご紹介します。

普段の持ち物と合わせて、出発前の「チェックリスト」のように確認してみてくださいね。


1.補給食・サプリ・飲み物

ロードバイクで走り続けるためには「補給」が必須です。水分補給と、カラダを動かすエネルギーの補給、パフォーマンス低下や疲労を予防するサプリの摂取が基本です。

特に汗をたくさんかく時は水分&電解質の補給が肝心。夏はかなりの量の飲み物を消費するので、途中で買い足すことも必要です。

田舎や山道など、途中で飲み物・補給食を買えるコンビニなどが無い場合は、必要なものは自分で持っておかないとヤバいです。夏の山道で飲み物が無くなった時は死を覚悟しますよ。

何がどのくらい必要かは走行距離や気候によっても変わります。「もう飲み物がない!」「ハンガーノック…」など、不足して痛い目をみないように少し余裕を持って用意しましょう。


2.ファーストエイドキット

事故や怪我への備えは必須です。小さな怪我であっても手当ては必要です。万が一大きな怪我をした時には応急手当てが出来ないと困ります。


3.携帯工具

長時間・長距離を走ると、途中でポジションの微調整がしたくなることがあります。また、路面から伝わる振動でネジが緩んだり、駆動系のメカトラブルが発生することもあります。

長距離を走る時にかぎって、カラダやロードバイクにトラブルが発生することがあるんですよね。家の近所を走るならともかく、ロングライドなら携帯工具は必須です。


4.パンク修理用品

パンクは突然起きるもの。チューブはパッチで応急修理するよりも交換するのがお勧め。タイヤ用のパッチもあると安心です。

チューブラータイヤなら予備タイヤを1~2本用意しましょう。もちろん、空気を入れる携帯エアーポンプもお忘れなく。


5.フロントライト+リアライト

日帰りの予定でも、明るい時間帯に帰って来れるとは限りません。またロングライドは出発が夜明け前の場合もありますよね。

コース途中にトンネルがある場合は、昼間でもライトが必要です。電池残量に不安があるなら予備のライトや電池も忘れずに。


6.ヘルメット

見知らぬ土地や走り慣れない道ほど、事故や転倒のリスクは高まります。普段はヘルメットをかぶってない人も、ロングライドの時は必ずかぶりましょう。

ヘルメットの価格やグレードにはピンからキリまでありますが、安全上の機能はどれも大差はないので安価なものでも問題ありません。


7.アイウェア(サングラス)

ロードバイクで長時間走ると目に負担・ストレスがかかります。安全・快適に走るためにはアイウェアが必要です。必ず「自転車用」のアイウェアを着用しましょう。

自転車用サングラスと一般的なスポーツサングラスは違います。自転車用が絶対にお勧めですよ。


8.天候変化に対応できるウェア

急な雨や風に見舞われることはあります。ウィンドブレーカーやレインポンチョなど、天候変化に対応できるウェアを持っておきましょう。常時着用するわけではないので、安価なもので十分です。

また、サイクリングにぴったりな春や秋は寒暖の差が大きいもの。朝は肌寒く、昼は暑い、そんな気温の変化に対応するために、簡単に脱ぎ着して温度調節ができるレイヤリングをしましょう。

ロードバイクで遠くまで、長い時間走れば、いつもとは違った体験が待っています。

しかし一方で、知らない土地や長い距離を走れば、それだけで普段よりも事故やトラブルのリスクは高まります。

見知らぬ土地や遠くまで行った時に限って、“お決まり”のように思わぬトラブルが発生することがあるんですよね。全然予定通りにいかないこともあるでしょう。

そんな時にもちゃんと帰ってこれるように、しっかりと携行品を準備して行くことが大切です。

普段は「最小限」の荷物でいいですが、ツーリングやロングライドの時には「必要十分」な用意をして、無事に帰れるようにして出掛けましょう。