ロードバイク天気の良い週末など郊外へ出かけると、最近は女性ローディの方たちを見かけることが本当に多くなりました。
人気アニメの影響でロードバイクが若い女の子の間で注目を集めているとはいえ、予想以上に増えているなぁというのを実感します。
かなり上達した感じで皆さん走っていらっしゃるので、その光景を見ると私も始めたいと思う人が次々と出てくるのもうなずけます。颯爽としていてカッコイイですからね。
そこで今回は、これからロードバイクを始めようか考えている女性の皆さんへ、初心者の常識と心得をちょっとまとめてみました。
1.ロードバイク女性になるための、初心者の心得①
ロードバイクをはじめスポーツバイクについて、こまであまり馴染みのなかった女性の方々はメンテナンスの意識があまりないかもしれません。
しかし、これからロードバイクに乗ろうと思うなら、メンテナンスを自分で行う意識をしっかり持ってください。
「え~、手が汚れたりするのヤダー」とか言ってはいけません。日頃のメンテナンスをしないとロードバイクは楽しく乗れませんよ。
例えば、エアのチェック一つでもちゃんとしないと、すぐにパンクをするどころか乗ることもできない状態になります。
というのも通常のファミリーサイクルの場合、タイヤの空気は一度入れるとかなりの期間ほったらかしでも大丈夫ですが、ロードバイクのタイヤの空気は1週間も経てば抜けてしまってそのまま乗ることはできません。
空気圧の低いままで乗るとリム打ちといって、路面の凹凸とリムと呼ばれる硬い車輪にチューブが挟まれてパンクをする原因になります。
また、ディレーラーと呼ばれる変速機のワイヤー調整などもしっかりしないと走行中にギアチェンジする際にチェーンが外れるなどの原因になります。
いつでも安全で快適に乗れるよう女性でも日頃のメンテナンスは自分でできるよう上達しましょう。
2.ロードバイク女性になるための、初心者の心得②
細かい説明は省きますがロードバイクに乗るなら女性でも覚えておきたいメンテナンスと必要な道具を挙げておきましょう。
メンテナンス項目
●エアのチェックとパンク修理およびタイヤ/チューブ交換
●ブレーキシューのチェックと交換、トーイン調整
●アジャストボルトでのディレーラーとブレーキのワイヤー調整
●チェーンの清掃とオイル注し
●フレーム、リムの掃除
この程度のことは女性で初心者の方でもできるようにしておきましょう。パンクの修理というとちょっと大変そうですが道具さえあれば簡単にできるので、スポーツバイクでは当たり前のことです。
特にロードバイクはロングライドで遠方に出かけた時など、峠の途中など近くに自転車屋さんがないようなところでパンクすることも往々にあります。そうした場合に、その場でパンクの修理ができないと帰ってこれないことになります。
メンテナンス用具
●エアポンプ(圧力ゲージ付)
●携帯工具セット(ちょっとしたメンテナンスは、これで間に合います)
●自転車用チェーンクリーナー
●チェーンオイル、ウエス
●パンク修理キット(タイヤレバー、チューブ用パッチ、タイヤパッチ、CO2ボンベ、瞬間パンク修理剤、携帯ポンプ)
取りあえず、最低限このくらいは揃えておきましょう。
さらに、しっかりとメンテナンスをしようという方は、専用工具をはじめグリスやスプロケット用のクリーナーなど、この他にもいろいろ揃えるものはあります。
ここで一つ注意事項として、メンテナンスの際にスプレー潤滑剤を安易に使用しないでください。タイヤの回転やペダルが渋いとかいう時に、簡単にできるからといってハブ(車軸)やBB(クランク軸)に吹きかけるとグリスが溶け出してしまい、さらに調子が悪なる場合があります。
また、リムにかかったりするとブレーキが効かなくなるので大変危険です。メンテナンスの際は気を付けるようにしましょう。