健康志向の高まりを背景に、ダイエットに取り組む現代人はとても多くなっています。ジム通いやジョギング、健康グッズやサプリメントの使用などさまざまな方法がありますが、中でもカロリー消費効果が高いと言われて注目されているのがロードバイクです。

では、街乗りタイプなどの身近なエリアで手軽に使えるロードバイクでは、どれくらいのカロリーを消費できるのでしょうか?気になるその具体的な数値を、距離、時間に応じてご紹介します。

ダイエットに効果的なスピードなども合わせてご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。


1.ロードバイクはカロリー消費に最適

カロリーは、体内に蓄えられている体脂肪をエネルギー源として燃焼させることで消費されます。その方法として特に効果的とされているのが、比較的弱い力で継続的に筋肉を使う「有酸素運動」です。もちろん、サイクリングは有酸素運動になります。

さらに、筋肉は足に集中しているため、ロードバイクを漕ぐことはダイエットに最適。ウォーキングやジョギングに比べて足への衝撃が少なく、体に優しい、理想的な有酸素運動であると言えます。


2.効率良くカロリー消費させる時間とスピードは?

有酸素運動による脂肪燃焼は、20分以上続けることで効果が発揮されます。トータルの時間を気にするよりも、休みなく20分間運動することを徹底しましょう。

また、運動時にかかる負荷を軽めにすることも大切です。ロードバイクを急速なスピードで漕ぐと、負荷が強すぎて無酸素運動になってしまい、カロリーの消費にはつながりにくくなります。

ロードバイクのタイプにもよりますが、普段の街乗りで無理なく走れる一般的なロードバイクの時速は約15〜30km。有酸素運動で脂肪を効率良く燃焼させ、カロリー消費をあげるには、時速20〜30kmくらいのスピードが最も効果的です。


3.時速30kmで20分走った場合の消費カロリー

体重55kgの人が時速30kmで走る場合は、20分間で196kcalが消費されます。食品換算では、8枚切り食パン約1枚半、軽盛りのご飯1膳強、日本酒約1合に相当します。

時速10kmペースのジョギングで20分(約3.3km)走った場合の消費カロリーは、約183kcalとなっています。やはり、ジョギングよりもサイクリングの方が、ダイエットには適していると言えるでしょう。