ロードバイクを買った、50km以上走れるようになってきた、峠も経験した、レースに興味も出てきた…そして何よりバイクに乗るのが楽しくなってきた!そんな「ローディー」になってきたあなた、今度は天候や場所を選ばないローラー台デビューしてみませんか。


1.ローラー台って?

ローラー台は室内で使用するもので、天候や条件に関係なくロードバイクの練習ができます。

自宅に置けるルームランナーや、スポーツジムにあるトレッドミルの自転車版のようなものですね。

ローラー台には、固定ローラー台と3本ローラー台とがありますが、固定ローラー台の方がよく使われている傾向にあります。

固定ローラー台は、ロードバイクをリアホイールを両側からきっちり固定して使用します。

リアタイヤのみローラーで回すタイプで初心者でも扱いやすいですが、実際に走っているのとは感覚が異なりますし、ローラーにタイヤが擦れますので、摩擦でタイヤの消耗が激しいというデメリットがあります。

対して3本ローラー台は、両輪ともローラーの上でバランスをとって回すタイプ。

実際のロードを走っている感覚に近く臨場感がありますが、乗り始めにコツがいりますし、固定より大きくスペースが必要です。

また乗っている時の音が大きいのも気になるところ。

どちらを購入するかは好みでいいと思いますが、どちらにもメリット、デメリットがありますので、できれば自転車ショップなどで実際に見比べる事をオススメします。

そしてできればスタッフなど詳しい人から、アドバイスを仰ぎながら購入するのがいいと思います。


2.ローラー台でトレーニングしてみよう/h2>
ローラー台を購入したら、早速トレーニングをしてみましょう。

とはいえはじめはおっかなびっくりだと思いますから、慣れるところから。

ロードバイクをセッティングをしペダルを回してみましょう。

一定時間同じペースで回せるようになってきたら、今度は練習メニューにインターバルトレーニングを取り入れてみましょう。

インターバルとは、高い負荷と低い負荷の運動を交互に繰り返すトレーニング法。

なので、例えば最大心拍数の80%前後(息がゼーゼーハーハー上がるぐらい)の強度を5分、息を整えるを1分、それを数セット繰り返すといった感じで、強弱をつけて回してみます。

そうする事により、足に筋肉に刺激が入りますし、心肺機能の強化にも役立ちます。

また全体の強度が強い練習内容ですので、30分程度でも十分効果が期待できるのも有難いところ。

それにロードだと信号などで止まってしまう事がありますが、ローラー台ではそれがないので、きっちり時間や強度を定めて練習できる点も非常に効果的と言えるでしょう。

休日など時間が取れる時の練習メニューとして、LSD(ロングスローディスタンス)トレーニングを取り入れるのもいいですね。

ロングスローディスタンスとは、長い距離をゆっくり走る練習法。

低い負荷で長時間継続させるのが大事ですので、1時間とか2時間とか回し続けられるのが理想ですね。

景色が変わらないので飽きが出るかと思いますが、そんな時は音楽を聞きながら、DVDなどを観ながら行ってもいいと思います。

ストレスが溜まった時にリフレッシュしたい、でも天気が悪くてロードは走れない…て時にも、LSDはオススメかもしれません。

いずれにしても、まずはセッティングをして回してみて、自分なりのペースをつかんで練習メニューとして取り組んでみてください。

ただしローラー台はあくまでローラー台であって、ロードとは走り方が全く異なりますので、その点に気をつけて練習してくださいね。