ロードバイクは通常車道を走りますので、思わぬ交通事故に巻き込まれる事があります。

どういう状況で事故が起こりやすいか、パターンを知っておくと未然に防ぐ事ができるかもしれません。

気をつけたい事故についてまとめてみました。


1.被害者になる事故

ロードバイクが事故に遭うパターンで圧倒的に多いのは対自動車との事故で、特に出会い頭の事故が多いと言われています。

路地や交差点などでの急な飛び出しや前方不注意などで、事故が起きています。

また左折車や対向の右折車との巻き込み事故や、停車や路上駐車の車を避けようとして進路変更した際に、後続や対向車と接触するなどの事故も数多く報告されています。

他には幅寄せしてきた車や、運転席・助手席のドアが急に開くなどでの接触事故や、歩道から突然車道へ飛び出した自転車を避けて転倒、もしくは車と接触するケースなどもあります。

それからヒルクライムやロングライドでは下り坂でスピードを出しすぎて、カーブが曲がりきれずに対向車と衝突という事故もよく聞きます。

こういう場合自転車の方が悪いのですから、たとえ相手が自動車でも自分の方が過失割合が低くなる可能性があります。

下り坂はスピードが出ますし、その状態で衝突すると最悪死に至りますので、くれぐれも気をつけましょう。


2.加害者になる事故

車やバイクほどスピードが出ない、車体が軽いからといって被害者の事故ばかりとは限りません。

最近は歩行者と自転車の事故が多く、また高額賠償請求になっている事例も増えています。

自分が加害者にならないためにも、歩行者の動きには気をつけて走行したいものです。

本来車道走行が原則ですが、何らかの理由で歩道を走行する場合は細心の注意を払いましょう。

歩道は歩行者優先ですので、やむおえず走る場合はゆっくり走るようにします。

歩行者を追い越す場合も接触しないように、その際歩行者が突発的な動きをする可能性もありますから、遠巻きに追い越すようにすると安心です。

また歩道から車道へ出る場合も後続車の有無をきちんと確認し、無理な運転はしないようにしましょう。

そして細い路地など、急に子どもや自転車が飛び出してくる事があります。

見通しが悪いと対処も遅れますので、いろんな場面を想定して慎重に走行するようにしましょう。

自損事故なら自分が痛いだけで済みますが、人身事故になれば係る皆に迷惑がかかり辛い思いをする事になります。

こんな所では起きないだろうと思う場所やタイミングで起きるのが事故です。

少しの注意で防げる事故がほとんどですから、余裕を持って運転し、事故に遭わないよう起こさないようにくれぐれも注意し、気持よくロードバイクを乗るようにしましょう。