ロードバイクに乗っていて、力強く踏み込んだりスパートをかけると足がつることがありませんか。

何故足がつるという現象が起きるのでしょうか。またつった時はどうすればいいかも合わせてご紹介します。


1. 足がつるとは?

足がつる状態、いわゆるこむら返りと言われる症状ですが、主にふくらはぎの筋肉が急激に収縮することによって足がつった状態になることで、激しい痛みを伴います。

高齢化とともに起こりやすくなるとも、男性よりも女性のほうが起こりやすいとも言われますが、運動中、通常生活、就寝中など場面状況関係なく起こる可能性があります。

状況関係なく起こるとはいえ、運動時になりやすいのは確かで、ロードバイク走行中でも例外ではありません。

運動中の主な原因としては、汗をかいた事により電解質(カリウムやナトリウムなど)のバランスが崩れ、移動がうまくいかず筋肉の異常収縮が起きるというもの。

また限界ぎりぎりのトレーニングで酷使したり、乗車前後のウォーミングアップやストレッチが不十分な事も原因として挙げられます。


2. 足がつらないようにするために

ロードバイク走行中で足がつるのは、脱水症状になりかけている、いつもより負担が大きい、ウォーミングアップ不足が考えられますので、これらを解消すれば足のつりを幾分防げます。

喉が乾いたと感じる頃には脱水が始まっていると言われています。それに自分が思っている以上に汗はかいているもので、特にロードバイクは気化熱で汗のかきを感じにくいですので、こまめな水分補給を心がけましょう。

汗をかくことで電解質が奪われますので、水だけでなく、電解質を含むスポーツドリンクがオススメ。

またドリンク以外に、スポーツ用携行食や塩飴なども補充しやすくてオススメです。

今日はいつもより多めに走る、坂を攻めるので負担がかかるとわかっているのならウォーミングアップを念入りに。

そして実際走る時は余力を残すようなイメージで、余裕を持って走るようにしましょう。頻繁につるようなら、ふくらはぎを強化する筋トレで強化するのも予防につながります。


3. 足がつった時は

地べたに座って膝を伸ばし、足のつま先をゆっくり顔の方へ曲げるようにして、ふくらはぎの筋肉を伸ばします。

こうする事で収縮した筋肉が伸び痛みが消えていきますが、痛いからといって一気に伸ばそうとすると筋肉を痛めてしまいますので、ゆっくりと伸ばすようにしてください。

座れない時は、アキレス腱を伸ばす要領で伸ばしてみます。

つっていない方の足を前に出し、両手は前に出した足の太ももの上に置いて重心を前にし、つった足のかかとを床につけたままにして筋肉を伸ばしてみましょう。

もし体が硬くて足のつま先に手が届かない場合は、 手ぬぐいやタオルなどを足先にひっかけて伸ばすと簡単に筋肉を伸ばす事ができますので試してみてください。

尚、温めると回復を早め再発防止になると言われていますので、気になるようであれば温めてみてください。一旦つってしまうと痛くまたつるかもと不安にもなりますし、パフォーマンスの低下にもなりかねません。

上記の事を踏まえて、普段からつらないように過ごしたいですね。