ロードバイクのサドルは、形状や素材の違いがありシティサイクル以上に種類が豊富。

見た目のデザインも大事にしたいところですが、どうせなら自分にあった物を選びたいですよね。今回はサドルの種類や選び方についてご紹介します。


1.ロードバイクのサドル

ロードバイクのサドルは薄く軽量化されているものが多く、シティサイクルに比べると幅が狭くものがほとんど。

またクッション性が低くサスペンションもついていませんので、路面からの衝撃をモロに受けるためより硬く感じるので、初めて乗った時はその硬さや薄さ軽さに驚いたのでは。

これはスムーズなペダリングをや走行性を実現するためで、考えられた上での独特のフォルムになっています。

シティサイクルのような厚く大きめのもありますが、それでは走行性を損ねる事もありますので、可能な限りロードバイク用のスリムなタイプで慣れていきたいですね。


2.ロードバイクのサドルならではの悩み

ロードバイクのサドルで多い悩みは、ダントツで「お尻が痛くなる」という事。

これはロードバイクのサドルの形状からしてある程度仕方がない事ですが、適切なシートポジションで乗っているなら、お尻、脚、腕に体重を上手く分散させられますし、乗り慣れて体が出来上がってくると痛みが軽減される事が多いのですが、自分の体に合っていない事が原因で痛さが増す事はあります。

そういう場合はサドル交換を検討してみましょう。

また完成車で購入した場合はじめから付いていますが、それが必ずしもロードバイクや自分に合っているとは限りませんので、走り込んでも違和感がある場合も交換した方がいいかもしれません。


3.お尻のどの部分が痛いのか

お尻の痛さが悩みのダントツと書きましたが、お尻のどの部分が痛いかでサドルの選び方に違いが出てきます。

サドルの前、尿道当たりが痛い場合は、まずシートポジションが合っているかやサドルの角度が前落ちの状態になっていないか確認してみましょう。

確認してみてポジションに問題がなければ、パッドの入ったレーサーパンツやインナーを履いてみたり、中央に穴が開いた穴あきサドルに交換するのもひとつの方法です。

坐骨が痛くなる場合は、ポジションの他サドルの後ろの広い部分にきちんと座れているか確認してみてください。

いずれも問題がない場合、サドルの横幅が広すぎたり狭すぎたりで合っていない可能性がありますので、自分の骨盤幅に合わせた物に交換してみてもいいでしょう。

股が擦れて痛い場合は、パッドの入ったレーサーパンツやインナーを履いてみる、擦れがひどい部分にワセリンを塗るなどで軽減される事がありますが、それでもひどい場合はサドル前がより細いものに交換した方がいいかも知れません。


4.サドルの種類

考えられる対策を講じてきたけど痛さが改善されない場合は、交換も検討してみましょう。

ロードバイクのサドルは、フラット型と谷型と大きく分けて2種類、それと先ほど述べた穴あきタイプ。

フラット型は文字とおり座面が平になったタイプで、お尻の細かい位置調整ができます。

谷型は座面が湾曲していて、後ろの広い部分に骨を固定してペダリングするのに向いています。

どちらにするかは好みがありますし、素材やデザイン、値段もピンきりですのでショップで選び方を相談されるといいと思います。

サドル探しは時間がかかり、自分に合ったものを見つけるまでいくつも購入したという話をききますが、
ショップによってはレンタルやテスト用のサドルを用意しているお店がありますので、それらサービスも利用して上手に探してみましょう。

自分に合ったサドルが見つかれば、ロードバイクに乗るのもより気持よく楽しくなるはず。

コツコツと探していきたいですね。