ロードバイクに乗り慣れていない初心者の頃、「つらい」からやってしまっていた乗り方があります。

今ではロードバイクのことをよくよく考えれば当たり前の話ですが、その頃はまわりにロードバイク仲間もおらず一人でロードバイクに乗っていたので気が付きませんでした。

皆さんが同じ間違いをしないよう、ロードバイク初心者がやってしまう間違い(勘違い)をお伝えします。


1.まずはお尻

ロードバイクに乗りはじめてすぐに違和感がでるのは「お尻」です。

ママチャリの柔らかいサドルにずっと慣れていると、ロードバイク完成車に最初からついているサドルは「何これ、硬すぎでしょ?」と違和感を感じてしまいまい、すぐにおしりが痛くなり原因を探し始めます。

ところが、いくら探しても明確な答えはでてきません。ロードバイクに慣れた上級者に聞いてみても「うーん、そんな頃のことは覚えてないけど、乗ってれば慣れるから大丈夫!」などと言われてしまいますよね。


2.痛いから柔らかいものにかえる

ちょっと距離を乗るとおしりが痛いから、、 と原因をサドルに求める方が本当に多いです。しかも、この「ロードバイクのサドル」というのは悩む人が多いパーツで、ブログの情報などが氾濫しています。

単に座るだけのはずなのに、真ん中に穴が開いているものや柔らかい素材のもの、長いものから幅がひろいものまで千差万別です。

ロードバイクショップの中には、お尻の坐骨幅に合わせて適切なサドルを選んでくれるショップもあるほどです。


3.安易にかえなくてよい

ですが、ロードバイク初心者がお尻が痛いからといってサドルを柔らかいものに変える必要はないです。

それは「ロードバイクの基本的な乗り方ができていないから痛くなっている」だけだからです。ある程度ロードバイクに乗り込み上達してくると、必要な筋肉が鍛えられてロードバイクの乗り方ができるようになってきます。

それまではどんなサドルに変えたところでお尻は痛いままです。一時的に良いと思ったサドルでも50km以上走ると痛くなるなど、基本的な乗り方ができていないと何を使ってもそれほど変わらないです。

お尻が痛いときはパッドが厚い「サイクルジャージ」をはくことである程度対応できますので試してみてください。


4.腰が痛いから近づける

これもよくある話ですが、ロードバイクをある程度速く走らせたいなら注意が必要です。

ロードバイク完成車をロードバイクショップで買った時のサイズ合わせで、「こんなに遠くて低い姿勢は無理、もっと近くでお願いします」といって最初からハンドルまでの距離が近いロードバイクのセッティング。

ロードバイクショップも「上達してきたら少しずつポジション変えていきましょうね」などと話す程度で、ポジションの大切さをきちんと伝えていないかもしれません。

ハンドルまでの距離が近ければ近いほど使える筋肉が少なくなりロードバイクを速く走らせることが難しくなるので、少しでもロードバイクを速く走らせたい人は気をつけてください。


5.まとめ

適正なポジションはロードバイク初心者が姿勢を維持するだけで苦痛となりますが、日常生活で使わない筋肉を使っているからです。

逆に、普段使っていない大きな背中の筋肉や腹筋を使い楽に自転車を走らせるようにロードバイクは進化し、今の形になりました。

せっかくママチャリでなくロードバイクに乗るのですから、必要な筋肉を少しずつ鍛えていくことで自分の力を100%出せるポジションにしませんか?