ロードバイクで通勤を始めようとしている方は、ホントに続けられるのか、どれくらいの距離なら?いろいろと心配なことがあると思います。
自分は往復30kmの距離を1年間続けてきましたので、それなりに皆さんの不安にお答えできるんじゃないかと思っています。
今回は、通勤距離について自分なりに書いてみようと思います。
1.自転車通勤と距離について
一口に自転車通勤を始めるといっても、性別や会社までの距離や状況によって、考え方が全然違ってくると思います。
女性はスカートをはきますし、坂道の多い経路と、平らなところばかりの経路では疲労度も全然違うはずです。
ですから、まずは前提として、あまり起伏の激しくない、より平地に近い通勤経路として考えていきますね。
上達していないうちは、通勤経路にきつい坂が多かったり、そもそも距離が長いと会社について眠くなってしまい仕事にならないかもしれません。
2.距離別ポイント
〜5km
楽々な距離です。むしろ、短すぎる感じがするかもしれません。
自転車の種類としては、何でも大丈夫でしょう。シティサイクル(ママチャリ)や、マウンテンバイク、折り畳み自転車など既に自宅にある自転車を活用すれば良いと思います。
ただし、整備はしっかりしたほうが、長続きしますし、快適に通勤できます。整備していないチェーンが伸びてしまった状態や、錆ついてしまっていると、変な異音がしたりして、快適に走ることはできないですよね。
そんな場合は、新しい自転車を購入したほうが良いかもしれません。
もしも、この距離で車通勤をしておられたら、ガソリン代を損しているかもしれませんよ。早めに自転車通勤をスタートすることをおすすめします。
5〜10km
これくらいの距離が、「自転車通勤してる」といえる距離と思います。
シティサイクル(ママチャリ)ならば、変速機がついたモデルがよいでしょう。変速機がないものと比べると、かなり疲れ方が違うはずです。
変速機がついているモデルならば、10km近くの通勤距離でも、自転車通勤をすることができると思いますが、できれば、クロスバイクを購入することをおすすめします。
シティサイクル(ママチャリ)でも、男性が漕ぐと、時速18kmくらいは平気で出ていると思いますが、信号待ちなどを考慮すると、距離に対して平均15kmくらいの速度だと思います。
10km距離だと、40分かかる計算です。対して、クロスバイクは距離に対して平均20kmくらいは出ていると思います。
こちらは、30分で到着します。朝の、この10分の差は大きいですよね。
それに、根本的にクロスバイクは、シティサイクル(ママチャリ)に比べて、変則の段階がかなり細かく設定できますし、タイヤが細いので、同じ距離を同じ時間走ったとしても、全然疲れ方が違うでしょう。
ということで、この距離ならばクロスバイクを購入しましょう。クロスバイクならば、まだまだ余裕で通勤できる距離ですよ。
また、クロスバイクでこの距離を通勤すると、行動範囲が広がることと思います。まだまだ余裕ある距離と思いますので、ちょっと遠回りして買い物してから帰宅したり、気になるカフェに寄り道したりして。
男性にも女性にも、是非とも自転車通勤にチャレンジしてもらいたい距離です。特に女性は、大きなダイエット効果が期待できると思いますよ。
10〜15km
ちょっと、体力が必要な距離になってきます。でも自分の経験上、男性ならば全然、続けられる距離と思っています。
この距離になると、クロスバイクは必須だと思います。シティサイクル(ママチャリ)では、続けることが難しいでしょう。
走行時間が長くなりますから、雨対策やパンクした時にどうするかなど、ある程度の対策をして挑む必要があります。
とはいえ、クロスバイクならば、まだまだそれほど大した距離ではありません。良い気候の日を選べば、快適に自転車通勤ができることでしょう。
15km以上
結構な上達した人でないと、キツイ距離になります。
夏場は相当に汗をかきますので、着替えなど、しっかりとした準備が必要になってくる距離と思います。
自転車の種類は、20kmに近づくほど、ロードバイクがいいんじゃないでしょうか。なるべく通勤時間を減らすためにも、やはり平均速度が速い自転車が必要となります。
どれぐらいの値段の自転車が必要かというと、そんなに高価なものは必要ありません。
ただし、予算に余裕があれば、ある程度、強度あるクロスバイクやロードバイクを購入することをおすすめします。
というのは、自分は5万円ていどのクロスバイクなんですが、スポークが連続して折れるなど、結構、修理に費用がかかっています。
予算に合わせて、なるべく良い(強度の高い)自転車の購入をおすすめします。
3.まとめ
短い距離のかたは、まずは身近にある自転車で自転車通勤をスタートしてみてはいかがでしょうか。
ある程度の距離の方は、自転車やライト・泥除けなど、しっかりとした準備をしてスタートすることが大切です。
どちらにせよ、自転車通勤をはじめたことで、怪我をしたり、事故にあっては、意味がありません。
安全に無理なく走行することが、楽しんで長く続けるコツと思います。