ロードバイクでペダリングの練習をやっていたら、引き足という単語をきいたことはあるでしょう。今回は踏み足と引き足の違いと練習方法を紹介します。


1.引き足とは?

まず踏み脚と引き足の違いについてです。

踏み足は、出来るだけ脚が曲がった状態から脚が伸びきる状態までにトルクをかける。引き足は、出来るだけ脚が伸びきった状態から脚が曲がる状態までにトルクをかけます。

この点に間違いはないと思います。出来るだけ脚が伸びきった状態=これが下支点なわけです。




この下支点=6時の方向という固定概念を持っている方は、引き足を恐らく勘違いしているでしょう。

これだと引き足というのは、6時から9時辺りにかけて足を引き上げる動作をするという事になります。足を踏みおろす踏み足と違い重力に逆らう動きをするわけで、非効率でトルクもかけにくい動作になるわけですね。

確かにその通りである。こういう引き足もあるが、引き足はそれだけではなく2種類あるのです。


2.もう1つの引き足とは?

下支点が足が一番伸びきる状態と考えると、厳密には6時の方向にはなりません。クランクの真上にサドルがあるわけではないからです。まぁ5時~5.5時あたりかな?

この状態で、シートポストの角度を5度ほど後に傾けて、かつ中央にセッティングしてあるサドルを限界まで後に引いたとします。下支点はどうなりますか?

答えは「3時方向(上)に移動する。」になります。フォーミュラーカーのような寝そべって運転する自転車だったら、下支点が何時になるか考えてみましょう。

この場合は3時付近になりますよね?言い換えれば、下支点を出来るだけ3時方向に引き上げるために、バイクをセッティングしていると言えます。

下支点を3時方向に引き上げて、どんなメリットがあるのか?仮に5.5時だった下支点が4時になったとしましょう。

この状態で引き足を使うとどうなりますか?4時から7時くらいにかけてトルクをかけることになります。

敵だった重力が味方に変わります。足を引き上げるのではなく、足を引きおろすのです。

足を引き下ろすにはビンディングペダルが必須となります。上達したペダリングがあってもフラットペダルじゃ厳しいでしょう。

ビンディングペダルを足をもがいてもペダルから外れないためだけの装置として捉えている人は、この足を引きおろす「引き足」の存在を知らないためと思います。

トゥークリップなら抜けてしまいますから。ロードバイクにはそういう意味合いもあってビンディングペダルをつけるんですね。

以上が私が考えている引き足の概要と練習になります。私も最初は足を単純に引く動作と誤解していました。

上記のことを踏まえてこれからロードバイクに乗ると、もっと上達することでしょう。