スポーツバイクの難しさのひとつにギアチェンジがあると思いますが、最近のロードバイクはギア数も多く不安を感じるのでは?

簡単に自然にできるようになりますので、自分なりの練習メニューで方法をマスターし、効率のよいギアチェンジを身につけましょう。


1.ロードバイクにギア数がたくさんなのは何故?

何故ロードバイクにはこんなに沢山のギア数があるかというと、どんな道路状況でもなるべくケイデンスを変えずに効率よく走れるようにするため。

わかりやすく言うと、上り坂ではギアを軽くし軽い回転で上りを登りきる、下り坂ではギアを重くしてよりスピードを上げて下っていくという感じ。

激坂でも上り下りができるように、ロードバイクには沢山のギアが用意されているのです。


2.ギアチェンジはブレーキレバーで

通常のロードバイクのギアチェンジ方法は、ブレーキレバーの操作で行います。

ブレーキレバーの内側に小さいレバーがありますが、これがギアのレバー。

右手側はリア(後ろ)ギアになっており、ギアレバーを左側に倒すとが1段重くなり、反対に軽くするにはブレーキレバーを左に倒します。

左手側はフロント(前)ギアで、ブレーキレバーを右に倒せばギアが重くなり、ギアレバーを右に押しこめば軽くなります。

基本はこの動きですが、メーカーによって多少異なりますので、詳しくは乗りながら確かめてみてくださいね。


3.ペダリングしながらギアチェンジを

いわゆるママチャリなどの内装変速機の自転車では停車中でもギアチェンジが行えますが、ロードバイクを始めとするスポーツバイクのほとんどは外装変速機で、構造上ペダリングをしてチェーンが駆動していないとギアチェンジが行えませんので気をつけましょう。

停車中にギアチェンジしてもチェンジされないどころか、走り出す時にチェーンがハズレたり、ギアチェンジがスムーズに行えないなど不具合が起きる可能性がありますので、停車中には触らないようにしましょう。

また走行中にギアチェンジをする際も、脚に力を入れた状態で行わないようにしましょう。

急に減速する時などに急遽ギアを動かして「ガガッ」と、チェーンから嫌な音がした事はありませんか?

このようにテンションを入れすぎた状態でチェンジすると、ディレイラーやチェーンに大きな負荷がかかりますので、少し力を抜いた状態で…気持ち軽くペダリングする方法でギアチェンジをするようにしてください。

走行中のギアチェンジが不安なうちは、重くしたり軽くしたりがスムーズに行えるよう、安全な道で練習してみてくださいね。

ロングツーリングやヒルクライムなど自分なりの練習メニューで走っていると思いますが、意識してギアチェンジを取り入れる方法を組み込んでもいいかも知れませんね。