ロードバイクのペダルには通常のシティサイクルにも使用されるフラットペダルとロードバイクをはじめとするスポーツサイクル用のピンディングペダルの2週類が用意されています。
今回はフラットペダルを使用した場合のロードバイクに与えるメリットやトレーニング方法について紹介していきます。
1,ロードバイクのペダリング基礎について
ロードバイクを速く遠くに進めるためには主にポジションや空気抵抗を低減するための姿勢とペダリング効率の向上を目的とした練習が重要です。
その中でもペダリングは特に重要で動力源となる人間の力を直接ロードバイクに伝える役割を担っていますので確実な上達が必須なりますし、多くのロードレーサーにとっての永遠のテーマともなっています。
その為にペダリングの練習を重ねて技術が上達していくということは乗り手の力を飛躍的に高める可能性があります。
1.ロードバイクの理想的なペダリングトレーニング
では、どのようにペダルに力を加えれば良いのでしょうか?
自転車はその構造上何も考えずにペダルを踏んでも前に進む事が出来ます。
しかし、40キロ以上の速度を1時間維持することを目標とした場合など、ハードルが高くなってくると無意識にペダルを踏むだけではすぐに疲労がたまってしまい、足が動かなくなってしまいます。
そこで理想的なペダリングが2時から4時の間に力を加えるように意識する事で足で生み出した力を推進力に最大限活かす事が出来ると言われています。
ペダルに力を加えるような踏むペダリングは主に大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前側を使用します。
この筋肉は大きな力を発揮できる反面で持続力に欠けるといった特徴があります。
そのため、踏むペダリングを続けてしまうと非常に速い速度で走り続けようとすると、大きな負荷に対して短時間で身体が悲鳴をあげてしまいます。
そこで、大腿四頭筋の使用頻度を調整することや太ももの裏側にあたるハムストリングを使用していく事が長く高強度を維持する為には不可欠となります。
2.フラットペダルでのトレーニング方法
フラットペダルを使用するといわゆる引き足が利用できなくなる為に、単純にペダルを踏むことのみでロードバイクを進めることになります。
その為に、この2時から4時の間に力を入れることを意識して無駄になる力を極力減らすようなトレーニングに向いています。
1.ペダルにかけた力を効率的に力に変える為のトレーニング方法
具体的にはアウターギアに変速した上でリアは1番軽いギアに設定します。
そして、ケイデンスは110付近で回していきながら時速30キロ付近を維持して30分以上走ります。
フラットペダルを用いたトレーニングにより、ロードバイクを効果的に進めるためのペダリングの上達を狙うことが出来ます。
このトレーニングによりペダルに力を加える際の感覚を磨くことと高強度時のケイデンスを意識したトレーニングを並行して行うことが出来ますので、フラットペダルを使用したトレーニングは上達の為にはオススメです。