スポーツ自転車がブームになって久しく、オシャレさと勢いでロードバイクを購入された方も多いと思います。しかし初心者にはやや敷居が高いロードバイク。かっこよく疾走したいけどどうすれば…?まずここから取り組んでみてはいかがでしょうか。


1.ロードバイクの乗り方

練習の前に、まず乗り方は正しいですか?シティサイクル、俗にいうママチャリの感覚とは全く違います。

ロードバイクはじめスポーツ自転車のほどんどが、サドルを高い位置にし上半身が前傾姿勢になるポジションで乗りますが、その方が長時間走行でも疲れが出にくいとされています。

具体的なサドルの高さですが、自転車の横に立った時に腰の高さにある事と、サドルにまたがってペダルを一番下まで下ろした時に、膝がが少し曲がる高さが適切とされていますので、まずはポジションをチェックしてみましょう。

サドルは、六角レンチを使えば角度や前後にも動かせますので、位置が気になる場合はいろいろ微調整してみてください。


2.実際に走ってみましょう

ママチャリと違い車体が軽く、スピードが出やすいロードバイクですが、初心者の間は時間にして1~2時間、距離は20Kmも走れば腕や脚がパンパン、お尻も痛くて座っていられない状態になってしまうかもしれません。

ですがこれは慣れで、その「苦痛」を我慢して、距離や時間、体・筋肉の使い方を体に覚え込ませましょう。

はじめのうちは、慣れるまでは◯kmを◯時間でとストイックにならず、隣町のラーメンを食べに行こう!とゴールにお楽しみを作り距離を稼ぐとか、近くにサイクリングロードがあれば最後までがしんどいなら途中で折り返すなど、無理のないペースで乗ることをオススメします。

ロードバイクが辛くなってやめてしまっては元も子もないので、何か楽しみを見つけて、とにかく乗る機会を多くする事が大事です。

もし会社が自転車通勤OKなら、自転車通勤をするのもいい練習になります。

毎日しようと思うとプレッシャーになると思うので、まずは週3回くらいからはじめて、気が乗らない時や雨の日は乗らないなど、ゆるいルールにしておくと案外続きますし、自転車が生活の一部になってくると、自転車で通わずにいられなくなりますよ!


3.余裕が出てきたら

1時間は余裕、距離も50km近く走っても苦でなくなってきたら、今度は上りや山道を攻めてみましょう。

登り坂は筋力、心肺機能の両方の向上が期待できますし、峠を越えた時の見晴らしのいい景色やキレイな空気を浴びて走ると気分も爽快!これぞロードバイクの醍醐味と言ったところでしょうか。

ロードバイクって気持ちいい!楽しい!と思えたらしめたもの。50kmが問題なく走り込めるようになってきたら、夢の100km超えトレーニングをしてみましょう。


4.これには気をつけて!

ロードバイクもれっきとしたスポーツ。

初心者のうちは、マラソンのようにゼーハー言いながらライドする事はあまりないのでわかりにくいですが、体の消耗はもちろん、水分も思っている以上に奪われています。

ですので疲れたと思ったら早めに休憩を取り、水分補給も喉が乾く前に行うようにしてください。しんどいと思った時には時すでに遅しです。

スピードを出しすぎての落車もそうですが、落車、転倒が原因で車に轢かれる事故が多いので、十分気をつけて練習に励んでくださいね。