ロングライドでもそうですが、特にロードバイクに乗り始めの頃は、お尻の痛さに悩まされる事がよくあります。慣れやお尻の筋肉が付けば軽減されるといいますが、痛さを防ぐための対策はあるのでしょうか。
1. どんな方法があるか?
ロードバイクのサドルは固めのものが多いので、慣れないうちはどうしても痛さが出ます。
・少しでも軽減させるには
・サドルやハンドル位置を変えてみる
・レーシングパンツを着用する
・サドルを柔らかいものに変える
・とにかく走り慣れる
などの対策があります。
ロードバイクはサドルは前後左右に位置調整ができますので、5mm〜1cm単位で細かく位置調整しながら、自分にあった位置を出してみて下さい。
ステムの長さやハンドルも角度など、調整できそうならしてみて下さい。
自分のベストボジションが分かりにくければ、自転車ショップで相談すれば教えてくれると思います。
またいつもどのあたりにお尻を乗せていますか?
サドルの一番広いところに坐骨が乗るように意識して乗せてみましょう。
それでも始めのうちは痛いと思いますが、段差を超える時にお尻を浮かしたり、信号など停車中はサドルからお尻を浮かせて立ってみる、走行中少しずつ位置をずらして痛さを逃すなど、なるべくお尻に負担がかからないようなカンタンな方法を試してみてください。
2.レーシングパンツを着用してみる
ベストポジションに設定したり座り方を工夫してみても、やはり多少は痛くなるものです。
痛いままライドしていても楽しくありませんし苦痛です。
そのまま自転車嫌いになってしまう危険性も…そこでグッズの助けを借りましょう。
自転車用のレーシングパンツには股からお尻にかけてパッドが入っていて、衝撃や痛さから守ってくれる構造になっています。
この機会なので自分の好みのサイクルジャージを揃えるのもいいですね。
でもサイクルジャージはちょっと…と抵抗があれば、同じ機能のインナーもあります。
普段のパンツの下にインナーを履くだけでも随分違いますので、ショップやネットなどでいろいろ探してみましょう。
3.サドルを変えてみてもいいけれど
サドルを柔らかいモノに変えるという方法もあります。
お尻の痛さを軽減!などと謳っているものがいろいろ出ているので検討してみてもいいでしょう。
ショップで相談したり、口コミなど参考にしてもいいですね。
しかしサドルとなると1つ買うだけでも結構な出費になりますし、それが必ずしも合うとは限りませんし、試してから購入もなかなかできませんので、サドルにあまり効果は期待しない方がいいと思います。
しかし経験の長いベテランライダーほど、一番大事なのは乗り慣れる事と言われます。
正しいポジションで必要な筋肉をつけていきながら乗り慣れていくと、痛みをあまり感じなくなるようです。
結局のところ、正しい乗り方とポジションで乗り、筋肉や体力をつけ、体をロードレーサー向きに体に仕上げていくというのが、一番の対策のようです。
グッズの助けも借りながら正しい位置で、でも自分が乗りやすく続けていけるよう工夫してみてくださいね。