ロードバイクは初心者の人でも簡単に30㎞以上は出てしまうスピードが魅力の乗り物です。

しかし、生身の身体で乗る物ですので1度の落車で大きな怪我をしてしまうリスクも抱えた乗り物である事を忘れてはいけません。

そこで、今回は怪我を予防する為に欠かせないトレーニングについて取り上げていきます。


1.ロードバイクに関連する怪我の原因と予防

まず、ロードバイクで1番多い怪我の原因は落車によるものが多いです。

そして、落車の原因は公道では車や人が多く、レースの場面だとロードバイク同士の接触が多いです。

どちらのケースにも共通していえる予防策しては、やはりバイクコントロール能力を様々な練習を通して上達させていく事が最も重要になります。


1.バイクコントロールの向上と体幹

あらゆるスポーツで大変重視される筋肉が体幹となり、ロードバイクにおいても同様です。

この体幹を鍛える事が安定したバイクコントロールを行う上では大変重要になります。

強力な体幹は地面からの急な突き上げをはじめとして、バランスを崩しやすい状況に対しても筋力が振動や衝撃を受け止める働きをして落車の可能性を下げる事が出来ます。


2.オススメの体幹トレーニング方法

この体幹を鍛える方法は昨今、サッカー日本代表の長友選手をはじめ、多くの一流アスリートが様々な方法で提案しています。今回は比較的簡単でなおかつシンプルな方法を紹介します。

オススメの体幹メニューはプランクといって、うつ伏せ状態から腕立て伏せの体勢を作り、肘を床に当てて上半身を支えまて、背中が一直線になるように肩と背中を同じ高さに維持します。

そして、この状態が正確に出来ていれば腹筋と背筋にしっかり負荷がかかっている事を実感できると思います。

この状態で30秒キープして30秒休みます。ここまでの流れを1セットとして、合計3セット行います。

慣れてくるなどして、余裕がある場合はしっかり身体に負荷をかける為にも体勢を維持する時間を徐々に増やしていきます。

とても、シンプルで地味なトレーニングですが体幹が強くなると走りも安定していきます。

さらに様々な練習に取り組む事で乗車技術が上達して、より長い距離を速く走る事が可能となり、ロードバイクに慣れる事で落車のリスクを軽減できますので試してみて下さい。


2.怪我を予防するための装備と必要な持ち物

ロードバイクはスピードも出やすいので怪我を予防するためには技術面に加えて、サイクル用のヘルメットや手袋とアイウェアの着用など装備による怪我予防が重要になります。


1.おすすめのヘルメットについて

インターネットや対面販売などサイクル用のヘルメット購入には様々な購入ルートがあり、また価格も非常に幅があるので選択には迷われると思います。そこで、おすすめなのが国内や海外での安全基準を満たした商品です。

国内ですとjcfと言われる日本自転車連盟が公認している商品があり、こちらにはヘルメットに公認シールが貼られています。

また、海外製品の場合ですと米国のcpscと呼ばれる米国消費者製品安全委員会やceと表記される欧州連合の認定シールが貼られていますので、そちらの商品は安全性が高いです。

インターネット通販などでは非常に安く購入できる商品が多く見られますが、中には安全基準が満たされていない物があり上記のような認定シールが貼られていないものがありますので注意が必要です。


2.おすすめのアイウェアについて

アイウェアは高速で移動する機会の多いロードバイクにおいては目を守るためにも必須の道具の1つです。

レンズには遮光機能やuvカットなどの機能のある商品からシンプルな物まで商品性能や価格に幅があり、個々のニーズに合わせて商品選択が可能です。

また、ロードバイクの有名選手モデルも用意されていますのでお気に入りの1本が見つかるかもしれません。


3.おすすめのグローブについて

最後にロードバイクはやはり落車による怪我が非常に多く、またその際に手にダメージを負ってしまう事が多いですのでグローブの着用も必須となります。

また、冬季にロードバイクに乗る際は寒さにより手や指先の末端が冷えてしまい危険な場面の回避に影響が出てしまうこともありますので季節に合わせたグローブやシューズウォーマーの着用も怪我を予防するために有効です。

このように、練習を通して確実に上達していくためには、しっかりした備えを行った上でトレーニングに取り組みましょう。

ロングライドによりロードバイクの操作に慣れることや体幹の筋力強化によりより安定したバイクコントロールを手に入れていく事が怪我を予防してロードバイクライフを楽しむためにはお勧めです。