ツール・ド・フランスなどのレースを見ていると、ロードバイクは本当に早い自転車だと驚きますが、実際にはどれぐらいの速さが出るのでしょうか。
また初心者だとどれぐらいのスピード?目安の速さをご紹介します。
1. ロードバイクの平均速度
よく言われるのが、ロードバイクに乗り始めたばかりの人で時速20km、それなりにトレーニングしている人で時速20〜30km、ツール・ド・フランスのような山岳レースでのプロが時速40km、タイムトライアルだと50km程度出ると言われています(いずれも平坦な道での場合)。
乗り始めたうちはなかなかスピードに乗れないので時速20km程度しか出ないと思いますが、それでもシティサイクルで時速15km前後なので、平坦なら原付スクーターと変わらない速度が出るという事になりますね。
2. 登り・下りでの速度
登りの平均時速は、10%の登りだと時速15kmあたりと言われますが、プロでは激坂でも時速30kmほどを維持して走る事もあるようです。
下りの平均時速は50km程度、時には70〜80km出る事もあって、こうなると自動車の速度とあまり変わらないスピードが出てしまいます。
しかしこれらはバイクの性能や路面状況や風向などの環境、そしてライダー自身の体力や脚力の違いなどで非常に差が大きく出ますので、参考程度でとどめておいてください。
3.自分の時速を測るには
結構なスピードが出るロードバイクですが、実際自分がどんな速さで走っているか知りたいですよね。
一番正確なのは自転車に取り付けるサイクルコンピューターですが、今はスマートフォンのアプリでも同じような機能を持ったものがあります。
GPS機能搭載スマートフォンなら、時速を測れたり、早強距離や自分が走った道のりが地図で表示されたり、その情報をパソコンで共有できたりととても便利。
自分の走力を知るためにも、効果的にそういうツールを利用してみましょう。
自分の走りが数値化されるとモチベーションが上がり、次への目標にもつながりますよ。
4. 速く走るには
街中では信号が多く人や車の往来が頻繁なので無理は禁物ですが、山道など見通しがよくスピードが出せるような道だと、どんな速さで走れるか試してみたいですよね。
ロードバイクの性能の違いはありますが、本格的に取り組み速さを出したいなら、ビンディングペダルは必須。
通常のシューズではペダリングに限界があります。
スムーズなペダリングと高ケイデンスで長時間回せるようになるとスピードも上がり、時速30km強で走れるようになるでしょう。
またタイヤを今より細いものに変えるカスタムでも速さを体感できます。
それから長時間体を動かせる持久力を養うのも大切。
せっかくスピードが出るバイクと脚力になっても、持久力がないと長い時間スピードを維持できません。
このようにして試せるものを試しながら、ロードバイクならではの軽快な走りができるよう工夫してみてください。