ひと口にロードバイクと言っても、用途によって種類があるのをご存知ですか?
見た目同じに見えても、目的に応じてそれぞれ特徴が異なります。次にご紹介しますので、これから購入する方は参考になさってください。
1. ロードバイクの種類
ロードバイクにも厳密にはいくつかの種類があり、それぞれ用途によって特徴が異なります。
1. ロードレーサー
文字通りロードレース専用車で、通常ロードバイクと言えばこのタイプを指します。
ドロップハンドルが特徴で、 高速に走れる効率性と機敏な操縦性、剛性を保ちながらもフレーム素材は現在はカーボンが主流で大変軽量、タイヤ幅も抵抗を減らすため、25mm程度と随分細身です。
また規格は700Cがほとんどですが、近頃は小柄な人や女性のために650Cというサイズがあったり、ドロップハンドルの他に、クロスバイクのようなフラットハンドルの「フラットバーロード」もあります。
2. エンデュランス
昔、自転車で旅をする人達に「ランドナー」という車種が流行しましたが、エンデュランスはどちらかといえばその位置づけで、長時間、長距離をより快適に走るためのロードバイクです。
ロードレーサーと比べると前傾姿勢が浅くなるように設定されている事が多く、疲労が溜まりにくい工夫がされています。
また荷物を乗せるパーツを取り付けやすくなっている事もあり、日本一周など長距離に特化したタイプも発売されています。
3. ピストバイク
シングルスピードとも呼ばれており、変速ギアがなく固定ギアで、チェーンが短くディレイラーなどがなく軽いのが特徴です。
変速ギアがないので峠など脚力がないと登れませんし、スムーズなスタートダッシュはしづらいですが、メンテナンスがしやすくある意味楽な車種。
シンプルな作りなので見た目スッキリしていて、シンプルを好む若者などに普及しています。
4. シクロクロス
シクロクロスという、舗装道路だけでなく舗装されていない道路(河原などの荒れ地)を走る、障害物競争的なレースがありますが、そのレースに作られたバイクで、砂利道も走る事が可能です。
クロスバイクにドロップハンドルを装着したようなイメージで、タイヤは太め、マウンテンバイクによく使われるカンチブレーキや、いいものではディスクブレーキを採用している場合が多く、ハンドル位置もサドルの高さとほとんど変わらない設定になっています。
荒れ地を走る事ができる丈夫さがあり、タイヤも太く取り回しがしやすいので、通勤や街乗りに人気の車種です。
その他一般的ではないものの、タイムトライアルやエアロロードなんていうのもあり、ロードバイクにもいろいろ種類がありますので、使用用途や好みに合わせて選ぶようにしてみてください。